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広報戸田市 2024年11月号

市民医療センター 飯島 昌一(いいじま まさかず)所長

国内で不眠に悩まされている方は5人に1人と言われ、患者さんから睡眠の悩みを相談されることはしばしばあります。睡眠を改善する3つのポイントをお伝えします。

  1. 起きてすぐ日光を浴びること
    日光を目から取り込むことが重要で、家の中から窓越しに明るい外の景色を見ることも効果的です。一般的に、2,500ルクス以上の光を30~60分取り込むことで、夜間の良眠につながると考えられています。室内のリビングなどは70ルクス程度ですが、曇天でも日中の戸外では数万ルクス以上あると言われています。
  2. 早く布団に入り眠くなるのを待つのではなく、眠くなるまで布団に入らないこと(遅寝)
    寝床は寝ること以外で使用せず、途中で目が覚めて寝付けなければ寝室を出ることも大切です。また、平日も休日もなるべく一定の時間に起きることを心がけましょう。
  3. 睡眠薬を適切に使うこと
    特に最近発売された「オレキシン受容体拮抗薬」は安全性も比較的高いと言われます。しかしまだ発売されてから約10年のため、もう少し長い期間見てみる必要があります。

睡眠不足は万病のもとと言われます。睡眠を適切に取り健康な生活を維持しましょう。


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