災害時の助けは、自助・共助が9割、公助が1割と言われています。行政からの支援(公助)を待つのではなく、自分自身で命を守る覚悟を持ち、備えましょう。
夏から秋にかけては、台風や豪雨など、風水害のリスクが高まるため注意が必要です。また、突然起こる地震にも、日頃から備えておくことがとても重要です。市内で起こり得る災害を正しく把握し、いざという時に適切な対応ができるように備えましょう。
水害
水害は地震と異なり、事前に準備し避難することができます。こまめに気象情報をチェックして備えましょう。万が一、荒川が氾濫しそうな場合は、戸田市には留まらず市外の高台に逃げてください。市内全域が浸水するため、事前に避難先を考えておきましょう。
令和元年東日本台風(台風第19号)では市内でも大きな被害がありました
広い範囲で暴風雨となった令和元年東日本台風は、道路の冠水や床上・床下浸水の発生など、市内でも大きな被害をもたらしました。水害は日常生活に多大な影響を与える災害です。
水害時は道路冠水などが予想されるため、早めに避難してください
水害への備えQ&A
Q1 家屋の浸水や水の流入を防ぎたい
市内23カ所にある「土のうステーション」を活用しましょう
水害時に家屋の浸水や水の流入を防ぐために、いつでも土のうを持ち出すことができます。申請不要で、1世帯につき10袋まで利用できます。
Q2 今後の雨雲の動きを知りたい
「戸田市気象情報」などをチェック
市ホームページの「戸田市気象情報」や気象庁ホームページ、ニュース、天気予報などを積極的に活用し、情報収集してください。
Q3 水害について知りたい
水害避難訓練に参加しましょう
毎年開催している水害避難訓練を、今年は下戸田地区で実施します。垂直避難体験やAR浸水体験、スタンプラリーを実施するほか、屋外では台風の大雨を体験できる降雨体験車や消防車などの展示も行う予定です。水害について学べる機会なので、ぜひ参加してみましょう。
水害避難訓練in戸田第二小学校
とき
2024年8月25日(日曜日)、午前9時30分~正午
ところ
戸田第二小学校
持ち物
室内履き
(注釈)申込不要
地震
今後30年以内にマグニチュード7級の地震が発生する確率は70%と言われています。地震は突然起きるので、前もって備えておくことが大切です。
地震への備えQ&A
Q1 家にいれば安全?
自宅でできる地震対策を今すぐ実践しましょう
- 窓にカーテンか飛散防止フィルムを付ける
- 家具の転倒の恐れがある場所に寝ない
- 扉に留め具を付ける
1人あたり5回×7日分の備えが必須!トイレの備蓄をしましょう
2024年1月に発生した能登半島地震でも問題になったように、災害時に一番困るのはトイレです。地震時は断水などの影響で水洗式のトイレが使えない場合が多く、排水管が破損している可能性もあります。排水管が破損した状態で水洗トイレを流すと汚水が逆流することがあるため、トイレが破損していないように見えても使用せず、携帯トイレなどを活用しましょう。地震に備え、平時から人数分の携帯トイレを準備してください。
例:4人家族の場合…5回×7日×4人=140回分
Q2 すぐに行動を取れるか心配…
「シェイクアウト訓練」に参加しましょう
地震発生時の安全確保行動を身に付けるため、市内全域で実施する訓練です。自宅でも気軽に参加できるので、ぜひご参加ください。
シェイクアウト訓練
とき
2024年9月2日(月曜日)、午前9時30分
内容
シェイクアウト開始の防災行政無線を合図に、それぞれの場所で「まず低く」「頭を守り」「動かない」の3つの安全確保行動を実施する
URL
https://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/121/kikikanri-shakeout.html
水害も地震も!情報から備えましょう
読んで備える! ハザードブック
戸田市で起こり得る洪水や地震による災害の被害予測、指定避難所・緊急避難場所、備蓄品、防災情報などをまとめています。市ホームページでもご覧いただけます。
見て備える! SNS、いいとだメール
市では、災害時にSNSなどを通じて情報発信を実施します。有事に備え、あらかじめフォローや配信登録をお願いします。
聴いて備える! 防災ラジオ
緊急地震速報や市からのお知らせなど、防災行政無線から流れる情報を、自動で受信するラジオを配布しています。危機管理防災課の窓口で申請でき、自己負担金は3,000円です。