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広報戸田市 2024年8月号

コラム 「加齢による物忘れ」と「認知症による物忘れ」

記憶力は、20歳がピークと言われています。記憶力は徐々に低下し、60歳になると判断力や適応力の低下も見られるようになります。「これって認知症?」と不安に感じた経験はないでしょうか。

これは脳の老化が原因であり、誰にでも起こりうる自然な現象です。しかし、認知症が原因の物忘れは加齢による物忘れとは、比較すると以下のような違いがあります。

加齢による物忘れ 認知症による物忘れ
体験したことの一部を忘れる 体験したことの全体を忘れる
時間・場所などの見当が付く 時間・場所などの見当が付かない
物忘れをしていることの自覚がある 物忘れをしていることの自覚がない

対処法として、カレンダーへの書き込みや、メモをする習慣を付けることが大切です。メモを目の付くところに貼っておくこと、繰り返し言うなどの行動を習慣付けることも有効と言われています。

認知症による物忘れを感じた場合は、早期発見・早期治療が大切なため、病院で医師の診察を受けてみましょう。

また、どちらの物忘れも普段の生活習慣を年齢に関係なく見直すことが大切です。

  • ウォーキングなどの適度な運動をする
  • バランスのよい食事を心がける
  • 趣味や習い事を楽しむ
  • コミュニケーションを取れる場に参加する
  • 睡眠をしっかりと取る

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