服部学園服部栄養専門学校 理事長・校長 服部 幸應
今、日本は長寿国の一つです。特に女性は1978年から45年間、ずっと世界一位です。男性は、世界二位までいきましたが、今、四位に落ちました。それでもすごいですよね。
ただ長生きではありますが、「介護されながら」という人が多いですね。やっぱり「生涯現役」ということが大事で、そのために国もいろいろやってきました。
その要となるのが、2005年にできた「食育基本法」という法律です。食から健康を取り戻そうというわけです。
日本では、年間100万人の人が亡くなっています。64.8パーセントが直接的・間接的に、食べ物が原因で亡くなっていることが分かっています。確かに日本は飽食の社会です。豊かになったのはいいのですが、逆に食べ過ぎや朝ごはん抜きなどの欠食で病気になる人が増えています。そこで政策として「食育」が必要になったというわけです。
これは赤ちゃんからお年寄りまで、それぞれの年齢に合った食育、そして家庭、学校、地域社会においての食育が必要ということです。
私は特に「朝ごはんの必要性」を感じています。戸田市は朝ごはんを摂らない人が多いというデータがでています。特に20歳代男女・30歳代男性に多く、3人に1人が習慣的に朝ごはんを摂っていない現状だそうです。朝ごはんを見直すことが「食育」のきっかけの一つになりそうですね。
戸田市は「100年健康プロジェクト」を掲げ、100歳まで健康に過ごす街づくりを進めています。街全体で「健康」になることを目指すことで、とても住みやすい街づくりができると思います。
素晴らしい取り組みですね。
服部 幸應先生による食育講演会を開催します!
日時
2024年9月8日(日曜日)午前10時30分~正午
会場
文化会館 304会議室
対象
市内在住・在勤者
申込方法
2024年8月号広報・市ホームページをご確認ください(2024年8月5日(月曜日)~受付開始)