公園リニューアル計画 2023年度社会実験「その日は○○できる公園」結果報告!
市では、公園をより魅力的な場所にするために、公園リニューアル計画を進めています。計画の取り組みの一つとして実施してきた社会実験「その日は〇〇できる公園」では、その日だけ公園の規制を緩和して、新たな公園活用の可能性について検証を進めてきました。今回は、社会実験として開催したイベントの成果と今後の公園活用の取り組みについてお伝えします。
その日は〇〇できる公園って?
通常の公園利用における規制を緩和し、提案者の自由な発想と責任で活動・イベントなどを実施できる社会実験です。市はイベントなどを通して、今後の公園活用の担い手の発掘や、どのように公園のにぎわいを生み出し、持続させていくかを検討しました。
参加事業者数
15団体
イベント開催数
43回
利用者数
約12,000人
社会実験で開催したイベントを紹介します!
(1)とだロコピクニック♪
(とだロコピクニック♪)
開催場所
北部公園、修行目公園
町会やソフトボールチームと連携してイベントを開催。
北部公園では球場内スタンドを飲食スペースに、修行目公園では藤棚をステージに、ちびっこプールをワークショップブースにするなど、公園施設が有効に活用されました。
(2)トダクラシックカー同窓会
(平和建設株式会社/トダピース)
開催場所
彩湖・道満グリーンパーク多目的広場
クラシックカーを目当てに、市内外から多くの来場者が訪れました。また、クリーンアップ活動として、公園内のゴミ拾いも実施されました。
(3)キッチンカーフェスティバル
(株式会社ビーステージ)
開催場所
北部公園
テーマに沿ったキッチンカーを集めたイベントで、防災への備えとしても有効な車中泊カーの展示も併せて行われました。
(4)TODArt.Park
(TODArt.Labo)
開催場所
芦原たんぼ公園、中町公園、けやき公園
公園を使った多様なアートコンテンツが体験できるイベントを、今まで未開催だった公園でも開催。市内各所にアートが広がりました。
(5)トダイルミ
(市役所南通りの景観と文化を育む会「トダイルミ実行委員会」)
開催場所
後谷公園、噴水公園
これまでよりスケールアップして約2.6倍の63,120球のライトが点灯されました。また、後谷公園では定期的にトダイルミマルシェが開催され、冬の公園ににぎわいが生まれました。
社会実験の成果と今後の取り組み
得られた成果
- 公園の規制を緩和し、活用の幅を広げることで多様な主体者からさまざまなアイデアが提案され、公園がさらに魅力的な場所になる可能性を秘めていることが分かりました。
- 普段とは違った形で公園を利用することや各種イベントの趣旨などについて、多くの地域住民から理解をいただき滞りなく開催することができました。
- 文化やスポーツの振興、地域コミュニティの活性化、福祉や防災の啓発といった市の施策推進や地域が抱える課題解決への糸口も秘めていることが分かりました。
- いつもと違うイベントが開催されると、日頃からその公園を利用している方以外にも多くの方が訪れ、地域のにぎわいが生まれることが分かりました。
- プールや藤棚など元々ある公園の施設を異なる用途で活用することで、さらに公園の活用の幅が広がることが分かりました。
- 主体者と町会が協力して開催されたイベントもあり、にぎわいの相乗効果を生みました。
今後の取り組み
- 一般の公園利用者を妨げることなく、地域にも受け入れられるよう、主体者と地域をつなぎ、公園活用をコーディネートしていきます。
- 社会実験の取り組みを踏まえた公園活用のルールづくりを進めます。
- 社会実験後も継続的に公園ににぎわいが生まれるように、公園活用の新たな可能性の発掘を続けます。
- 主体者と地域住民にとってwin-winの取り組みとなるものを見極めて公園活用を進めていきます。
2024年度の公園活用
公園活用のアイデアや実施者を募集します!
イベントの開催は難しいけれど、公園活用に興味がある方、アイデアを無償で提供していただける方からの提案をお待ちしています。そのほか、次の(1)(2)の事業の実施者を募集しています。
(1)Ball Study
大人が見守る中で子どもたちが公園でのボール遊びの楽しみ方やマナーなどを学ぶ事業
(2)インクルーシブな遊び
仮設のインクルーシブ遊具の設置などを通じて、誰もが利用しやすく、安心して集える公園づくりを目指す事業
(注釈)障害の有無に関わらず、子どもたちが一緒になって遊ぶことができる遊具
詳しくは市ホームページをご覧ください。