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広報戸田市 2024年6月号

日常生活を送る中で、放射線が使われる場面がたくさんあることをご存じでしょうか。例えば農業では、害虫の駆除や品種改良などに放射線が使われています。工業の分野でも自動車用タイヤのゴムの強化やプラスチックの耐熱性の向上、物の長さや厚さの測定に使われています。そのほか、美術品の破損の状況の確認や飛行機の手荷物検査などがあります。いずれの場合でも、放射線を照射した製品の使用による被ばくや、体内に入ったときの健康への影響はありません。

病院では、主にレントゲン撮影やCT検査で放射線を使用しています。レントゲンやCTは、X線を使用して体内を撮影し、病気や異常を見つけ診断に役立てています。レントゲンやCTは撮影しているときのみX線が出ているので、被ばくはその間だけです。また、撮影室外にはX線が漏れない構造となっています。

定期的な点検や医療被ばくの最適化などを行うことにより、医療で使われる放射線は安全に使用できるよう管理されています。

このように、放射線は私たちの生活のさまざまなところで安全に使用され、暮らしに生かされています。


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