2024年3月1日(金曜日)~7日(木曜日)は「春季全国火災予防運動」期間です 日頃の習慣と対策で住宅火災を防ぎましょう
春は空気の乾燥や風の強い日が続くため、実は冬よりも火災が多く発生しています。火災を起こさないために、各家庭で住宅防火を見直しましょう。
2023年度全国統一防火標語
火を消して 不安を消して つなぐ未来
もしも火災が起きてしまったら…まずは初期消火を!
2023年中は、主にたばこの不始末やコンロの火が原因となる火災が多く発生しました。もし、あなたの身近で火災が発生したら、大きく火が燃え広がる前に「初期消火」をしましょう。
Q.家庭内の火事に備えて、家には何を準備しておくべき?
A.「住宅用消火器」と「住宅用火災警報器」を設置しましょう。
どちらもホームセンターやインターネットなどで購入できます。家庭で起こる火災のほとんどは住宅用消火器で消火できるため、家庭に1本準備しましょう。また、消火器の代わりに「エアゾール式簡易消火具」でも対応可能です。住宅用火災警報器は火災の早期発見につながり、逃げ遅れを防ぐために非常に有効です。まだ設置していない家庭は、早めに設置しましょう。また、1年に2回を目安に点検を実施しましょう。
消火器の使い方
(1) 安全栓を引き抜く
(2) ホースを外し火元に向ける
(3) レバーを強く握る
Q.初期消火をしても火が消えない場合、いつ避難して、いつ119番に通報すればよい?
A.火が自分の背丈よりも大きく、または天井まで達している場合は至急避難してください。
上記のように火が大きくなってしまった場合、消火活動を止めて避難をしてください。初期消火時には必ず退路を確保しておくよう心掛けましょう。また火災発生時、周りに人が複数人いる場合は「初期消火」と「119番通報」を手分けして行いましょう。自分一人しかいない場合は、まずは初期消火を行い、火が消えなければ避難後に119番通報をしてください。また、初期消火で火が消えた際も、119番通報をお願いします。
住宅防火 いのちを守る10のポイント
4つの習慣
- 寝たばこは絶対にしない、させない。
- ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
- コンロを使うときは火のそばを離れない。
- コンセントのほこりを定期的に清掃し、不要なプラグは抜く。
6つの対策
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやコンロなどは安全装置の付いた機器を使用する。
- 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具や衣類、カーテンは防炎品を使用する。
- 火災の被害を最小限にするために、消火器などを設置し、使い方を確認しておく。
- 高齢者や身体の不自由な方のために、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
- 防火防災訓練への参加、民生委員や町会による戸別訪問など、地域ぐるみで防火対策を行う。