市長が市内のさまざまな場所を取材し、紹介するコーナーです。 市長が全力で市内を巡り、皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。
第32回 株式会社 工事企画
業界に風穴を空ける新方式
近年も人口の流入・増加が続いている戸田市では、新たにマンションなどが建設されていく光景がよく見られます。今回は業界でも珍しい新たな方式で工事発注支援に取り組む、株式会社工事企画を訪ねました。支援した建物は、戸田市内にとどまらず、近隣市を中心に広がっています。「工事発注支援」とはどのようなことをするのでしょうか。「工事の発注者と、施工業者の間に立ち、それぞれの要望を実現するために最適な設計となる仕組みを考えます」と、代表取締役の掛川 将(かけがわ まさし)さんが説明してくれました。より発注者の理想に近い建物を無駄なく建設できるほか、施工業者側も従来のやり方と比べてコストを削減できるなど、双方にメリットが生まれているそうです。
従来
特定の下請け業者にしか依頼できない。もしくは下請け業者が多くなることでコストが増える。
CM方式
施工業者に工事の管理を依頼し、下請けへの発注を直接行うことで、適切な業者への依頼やコスト・工期削減を可能にする。
新たな「隠れスポット」誕生のためのアイデア
工事だけでなく土地や建物のアイデア出しも得意とする工事企画さん。美女木地区に市が保有する空き地の活用案「自販機による冷食スイーツ販売所」を提案いただきました。自販機の導入で人件費などのコストを抑えつつ、現地に食べに来てもらうことで地域に新たな活気が生まれるという構想です。「施設の利益は、食育活動や子ども食堂への支援として公共に還元するといいかもしれません!」「地域支援につなげることで、より親しみを持って利用してもらえるかもしれませんね」など、戸田市の未来のまちづくりに向け、夢のあるアイデアを交換できました。
取材こぼれ話
茨城県水戸市のサッカー施設の工事総括にも携わったそうです。人工芝設計などのノウハウは、その後の仕事にも生かされているといいます。
取材を終えて市長は
戸田市は人の流入が続く活気あるまち。市民が生活していく上で、建物は欠かせないインフラです。これからも高品質で安価な建築物を提供し続けてください! 戸田の未来のよりよいまちづくりへ向け、一緒にがんばりましょう。
株式会社 工事企画
戸田市中町2-1-20
発注者の要望ごとに一から事業の企画づくりを手伝い、CM方式という独自の手法を用いた徹底したコスト管理に基づき工事発注を支援する。工事管理だけでなく、マーケティング・ファイナンス・設計・専門業者選定など一貫して工事支援ができるような仕組みを考案している。
取材先募集中!
市長が市内の企業や事業所など、皆さんのところへ取材に行きます。申し込みは市長公室 電話番号 048-441-1800(内線423)まで。