冬は空気が乾燥し湿度が50パーセント以下になると、肌の水分が奪われやすくなると言われています。特に、子どもは皮膚が薄いため保水能力が低く、皮膚のバリア機能が未熟です。また、高齢者は加齢に伴い皮脂や汗の分泌が減り、肌の保水能力が弱くなるため、皮膚のバリア機能が弱くなってしまいます。
乾燥やトラブルから皮膚を守るためには、皮膚を清潔に保ち保湿することが大切です。
入浴も一つの方法ですが、ナイロンタオルで洗うと刺激が強く皮脂を取りすぎてしまうため、かえって皮膚が乾燥し、かゆみや湿疹などのトラブルが起こりやすくなります。
まずは、低刺激のせっけんをよく泡立てて、手でやさしく洗いましょう。また、入浴後は肌の水分浸透が高まっているので、保湿剤で水分を閉じ込めることで肌の乾燥やトラブルを防ぐことができます。ほかにも、加湿器の使用や洗濯物を部屋に干すなど、自分に合った方法で部屋の湿度を上手に調節し、冬の乾燥から皮膚を守りましょう。