「頼られることが生きがいにつながる」山野 幸子(やまの さちこ)さん 新曽 83歳
およそ60年前、山野さんは結婚を機に戸田市へ引っ越してきました。旦那さんが障害を持ってしまい、日常が大きく変わったそうですが、日中経理の仕事をする山野さんの代わりに、買い物や料理をしてくれる旦那さんや生活のサポートをしてくれる息子さんと、家族全員で支え合うことで、明るく過ごせたそうです。
そんな山野さんは定年後、健康や人とのコミュニケーションを大切にしようと、老人クラブへ参加し、リズム体操やTODA元気体操の立ち上げに関わり、老人クラブ女性部の会長を長年にわたり務めました。現在は経理の仕事で培った能力を生かし、各団体の会計の役割を担っています。山野さんは、「誰かに必要とされることで、責任感や使命感が芽生え、物事にやりがいが持てる。その結果、元気をもらえる」と、何事にもやりがいを持って取り組めるすてきな考え方を教えてくれました。