夏から秋にかけては、台風や豪雨など、風水害への注意が必要です。また、突然起こる地震へも、日頃から備えておくことがとても重要です。自分が住む地域の防災情報を正しく把握し、いざという時に適切な対応ができるように備えましょう。
水害
9月は台風シーズンです。こまめに気象情報をチェックして、水害に備えましょう。
水害は地震とは異なり、天候を見ながら事前に準備し避難することができます。
(1)水害が発生しそうなときは…「土のう」を活用しましょう
水害時に家屋の浸水や水の流入を防ぐため、市内23カ所に「土のうステーション」を設置し、いつでも土のうを持ち出すことができます。1世帯につき10袋まで利用できます(申請不要)。
(注釈)1袋あたり約10キログラム
土のうの積み方
(1)閉じ口を水のない建物側に向け、3分の1程度重ねて隙間なく並べる。
(注釈)閉じ口は土のうの下に折り込む
(2)踏んで、中の砂をならし、隙間をなくす。
(3)2段目以上は、下の段と互い違いになるように積む。
(注釈)4個で幅が約1メートル、3段で高さが約25センチメートル
(2)避難場所を決めましょう
避難場所にはこんなところも!
「避難」って何をすればいいの?避難所に行くことだけが避難ではありません。「避難」とは「難」を「避」けること。
次の4つの行動があります。
安全な親戚・知人宅
普段から災害時に避難することを相談しておきましょう。
(注釈)ハザードマップで安全かどうかを確認しましょう
行政が指定した避難場所
避難所には必要最低限の備蓄しかありません。必要なものは自分で準備しましょう。
安全なホテル・旅館
通常の宿泊料が必要です。事前に予約・確認しましょう。
(注釈)ハザードマップで安全かどうかを確認しましょう
屋内安全確保
ハザードマップで、以下の「3つの条件」を満たし、自宅にいても大丈夫かを確認することが必要です。
(注釈)土砂災害の危険がある区域では立退き避難が原則です
(1)洪水により家が倒壊する恐れがある区域(家屋倒壊等氾濫想定区域)に入っていないこと
(注釈)市ハザードブック14、15ページ参照
(2)浸水する深さよりも高いところに部屋があること
(3)水が引くまで我慢でき、水・食糧などの備えが十分にあること
(3)もしも荒川が氾濫しそうなときは…
戸田市には留まらず高台に逃げてください。市内全域が浸水するため、市内に安全な場所はありません。
マイ・タイムラインをつくろう!
『戸田市ハザードブック』には、災害時にどのような行動をすべきかをあらかじめ計画できる「マイ・タイムライン」のページがあります。どのタイミングでどこへ避難し、どのような行動を取るかなどを、家族で話し合って決めておきましょう。
災害時の情報発信
市では、災害時にSNSなどを通じて情報発信を実施します。有事に備え、あらかじめフォローや配信登録をお願いします。
地震
地震は突然起きるので、前もって備えておくことが大切です。
今後30年以内にマグニチュード7級の地震が発生する確率は70パーセントと言われています。
自宅の地震対策をチェックしましょう
- 窓ガラスに飛散防止のフィルムを貼る
- 間接照明など、揺れるものはひもで固定する
- 棚などの扉に留め具を付ける
- 家具の転倒の恐れがある場所で寝ない
- 家具を固定する
家具を固定しておくとより安心です
例
(1)机の脚などにすべり止めを付ける
(2)棚の上などに圧縮ポール(突っ張り棒)を設置する
(3)L型金具やヒートン、針金を使って壁に固定する
(注釈)壁の下地があるところや横木に固定しましょう
(1)(2)(3)の順で固定の強度が高くなります。住まいの環境に応じて、できることから対策しましょう。
(注釈)L型金具やヒートンの固定は壁の下地のあるところや横木に
(注釈)固定用の針金の太さは1ミリ以上のもの
いざというときのために、避難訓練に参加しましょう
水害避難訓練in笹目小学校
とき | 2023年9月9日(土曜日)午前9時30分~正午 |
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ところ | 笹目小学校 |
毎年、各地区で開催している水害避難訓練を今年は笹目地区で実施します。垂直避難体験やAR浸水体験、スタンプラリーの実施、消防車などの展示も行う予定です。水害のことを学べる機会なので、ぜひ参加してみましょう。
住民版防災訓練
とき | 2023年9月24日(日曜日)午前10時~11時 |
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ところ | 市内小学校12カ所(体育館) |
自宅から訓練会場(避難所)までの避難訓練を実施します。避難生活で必要と思うものを非常時持ち出し袋(リュックサックなど)に入れて、避難を体験してみましょう。普段からの備えが大切です。