市長が市内のさまざまな場所を取材し、紹介するコーナーです。市長が全力で市内を巡り、皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。
第29回 福仙堂不動産
書店から不動産業に進出 コストを意識した効率的な経営
市内でよく見かける、こちらのコインパーキングのロゴマーク。車を停めたことがある方も多いのではないでしょうか。今回は、コインパーキング「フクちゃんパーク」の運営や不動産売買などを営む、福仙堂不動産を取材しました。元々は花の販売、文房具店、書店の経営をしていましたが、新曽にある「福仙堂書店」は地域の方に惜しまれながらも昨年閉店しました。会長の小山正人(こやま まさと)さんが宅地建物取引士の資格を取得したことをきっかけに、不動産取引に参入し始めたそうです。所有する不動産は、埼玉県南部を中心に、東京、神奈川、千葉、栃木まで広範囲に及び、「フクちゃんパーク」は市内に47カ所も設置されています。現在も小山会長自ら紹介物件巡りで一日中運転していることもあるそうです。経営のコツは「全てを自社で管理するのではなく、外注をうまく活用しています」と小山さん。パートも含め社員は8人。管理費用を徹底的に抑えることで利益を確保する経営を意識しているそうです。
市内でコインパーキングを拡大中 より便利なまちにしたい
コインパーキングの入庫状況などをリアルタイムで確認できるシステムを導入しています。本日の売上金額や入庫状況が確認できる管理画面を見せてもらいました。いつ何番に駐車したかがひと目で分かります。近所のコインパーキングへの機器点検を見学し、普段は見られない機械の内側には硬貨の種類や重さを量る複雑な装置があり驚きました。「戸田市は人口流入の多い元気なまちです。これからも市内の安価なコインパーキングを増やして、車での移動が便利なまちにしていきたいです」と小山さん。戸田市の元気に負けないくらいの「フクちゃんパーク」の勢いを知ることができました。
取材を終えて市長は
市内でよく見かける「フクちゃんパーク」を運営する福仙堂不動産の効率的な経営の一端を学びました。便利な車社会のためには、駐車スペースも必要ですね。今後も市では暮らしやすいまちづくりや再開発に取り組んでいきます。
株式会社福仙堂不動産
戸田市大字新曽2229-1 F.Park Residence 北戸田 2F
不動産売買、コインパーキング、レンタルコンテナなど不動産業を埼玉県南部を中心に展開。所有物件数は76件、土地面積は計1万6千坪を超える。2021年には東京商工リサーチ土地売買業収益ランキングで、戸田市第1位を達成。テレビ埼玉のCM出稿や国際興業バスのラッピング広告など、認知度の向上にも努める。