「結ばる上へ重なる縁」峯岸 五十子さん 81歳 笹目
志木市に生まれ、結婚を機に笹目に住む旦那さんのもとへ23歳の時に引っ越してきた峯岸さん。結婚当初から農作業の手伝いをしており、大変な時には地域で農作業をしている仲間と「少しお茶を飲んで休憩しよう」と声をかけ合い、助け合うことで楽しく取り組めたと語ります。
農家の仕事が一段落した今の楽しみは、編み物。「時間があれば編んでいるんですよ」と笑顔で披露してくれたのは「レース編み」で、美しい編み目がとても魅力的でした。老人会の皆さんと一緒に編んだ力作の数々を、文化会館で展示したこともあるそうです。
「人生で大事なのは自分を支えてくれている家族や友人の存在です。周りの人に恵まれ、とても幸せな日々を過ごしています。」と語る峯岸さん。家族仲も睦まじく、旅行や食事会なども日々の楽しみだそうです。おおらかで優しさにあふれた峯岸さんの周りには、レース編みのように美しい「人の輪」が広がっていました。