「人や地域とのつながりを大切に」本橋 弘道さん(81歳 新曽)
戸田市で生まれ育った本橋さん。小さいころは自転車で市内を駆け回ったり、友人とボートコースなどで遊んだりして過ごす、元気な少年だったそうです。
「我々の世代は、集まることが好きなんだよ」と言う本橋さんは、大学や会社でできた60年来の友人と現在も連絡を取り合って、ゴルフや旅行を楽しんでいます。
定年を迎え戸田市に戻ってきた後は、町会活動に参加することで地域とのつながりができたと言います。理事、町会長、相談役と地域の中心的な役割を担い、イベント開催や防犯パトロールなどに精力的に参加する一方で、時代の変化を肌で感じた本橋さん。「何事も継続することは難しいことです」と、新旧の住人をつないで新しい試みを定着させることの難しさも語っていました。たくさんの人に囲まれてきたからこそ、人とのつながりの重要性を語る言葉には力があります。言葉ひとつひとつに知性があふれ、にこりと優しく微笑む表情に、周りの皆さんから信頼されてきた証が垣間見えました。