2022年11月1日~7日は文化財保護強調週間 中世の戸田の文化財を発見しよう
中世(鎌倉時代から戦国時代)の戸田の文化財を紹介します。市内には、佐々目郷(鶴岡八幡宮の荘園)の鎮守の美女木八幡社さんや、日蓮上人と関係が深い妙顕寺など、中世ゆかりの寺社が多くあります。『史ある記マップ』を活用して、ぜひ訪れてみてください。
『史みある記マップ』を配布しています!
『史ある記マップ』には市内の寺社や文化財に関する情報が掲載されています。郷土博物館、公民館、市役所で無料配布しています。『史ある記マップ』を参考に見学すると、理解が深まります!
訪ねてみよう 美女木八幡社(美女木7-9-1)
美女木八幡社は、鎌倉時代に佐々目郷の鎮守として創建された古社です。ここには、県指定文化財にも指定されている南北朝時代の銅鐘が伝来しており、中世の佐々目郷の様相を今に伝えています。
探索メモ
「和算」という日本独自の算数の問題が載っている絵馬が奉納されています。
巡ってみよう 妙顕寺(新曽2438)
妙顕寺は、この地域の地頭である墨田五郎時光が、妻の難産を安産祈願で助けた日蓮上人に感謝して建立したと伝えられています。そのため、妙顕寺には県指定文化財となっている日蓮上人直筆の曼荼羅など、中世由来の文化財が多く伝来しています。
探索メモ
開山の由来から、安産の寺として参拝者が集まり、多くの絵馬が奉納されています。
探してみよう 観音寺(新曽1791)
観音寺にある石灯籠と石幢は、観音寺を中興した庄和泉守秀永が文禄4(1595)年に造立したものです。江戸時代より前につくられた石灯籠は県内でも珍しく、観音寺の歴史の古さを感じることができます。
探索メモ
阿弥陀堂の中には、千体もの阿弥陀像が置かれています。
展示もやります!ロビー展「戸田市の中世」
とき
2022年11月3日(祝日・木曜日)~12月4日(日曜日)
ところ
郷土博物館3階 特別展示室前
郷土博物館で複製した鶴岡八幡宮の史料や板碑を中心に展示し、中世の戸田について詳しく解説します。詳しくは市ホームページをご覧ください。
(注釈)関連講座は、情報ガイドご覧ください
さらに詳しく!県立文書館の展示紹介
「坂東武者の生きざま~埼玉の中世文書~」
とき
2022年11月20日(日曜日)まで 午前9時~午後5時
ところ
県立文書館1階 展示室
(注釈)観覧無料。詳しくはホームページをご覧ください