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広報戸田市 2022年11月号

市長が市内のさまざまな場所を取材し、紹介するコーナーです。市長が全力で市内を巡り、皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。

第25回 東海ミシン製本工業株式会社

“印刷・製本のまち” 戸田に根付く、絵本の製本工場

皆さんは、市内の産業の中で一番大きな割合を占めているのが印刷・製本関連産業だということをご存じでしょうか。中でも、東海ミシン製本工業は日本に数社しかないといわれる「糸じ」の製本を行っている会社で、1949年に日本で初めて紙用ミシンを開発し、40年前に戸田市に製本工場をつくった歴史ある企業です。主に絵本の製本を自社工場で一貫して行っており、3代目のますかけまなぶ社長は、「糸綴じは、針金やのり で綴じる本に比べて安全で、丈夫で、開きがいいことが特長」だと教えてくれました。 東海ミシン製本工業がつくる絵本には、糸 綴じはもちろん、角を丸くしたり、軽い素 材を使用したりと、小さな子どもへのたくさんの「やさしさ」が詰め込まれています。「今は大量生産・大量消費ではなく、良いものを長く使うということが見直されつつあります」と升掛社長は語りました。

世界で1つだけのオリジナルノートづくりを体験!

工場のイメージを一新するようなおしゃれな雰囲気のアトリエがある東海ミシン製本工業ですが、時代の流れを読み、常に新しい取り組みに挑戦している会社でもあります。糸を使った製本の魅力をもっと知ってほしいという社長の思いから、一般的になじみのない製本加工の現場などをオープンにして、オリジナルノートをつくるワークショップを始めたのもその1つ。100種類以上の表紙や裏表紙、糸やゴムバンドの色まで選ぶことができ、その組み合わせはなんと10万通り以上!今回、市長もノートづくりに挑戦し、童心に帰ったように目を輝かせながらワークショップに取り組みました。

取材を終えて市長は

ワークショップを通じて製本の魅力を知ることができ、大変楽しく体験させていただきました。廃材を生かした取り組みも魅力的で、SDGs未来都市に制定された戸田市としても、地元にこのような企業があるのは誇らしく感じます。


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