私たちの身の回りには、インターネット上での誹謗中傷、女性や障害者、高齢者、外国人などに対する偏見や差別など、さまざまな人権課題が存在しています。正しい知識を身に付け、誤解や偏見を解消し、互いに尊重し合い、全ての人が幸せに暮らせる社会を目指しましょう。
全国水平社の創立から100年を迎えました
1922(大正11)年3月3日に、京都で部落差別の解放を目指した「全国水平社」が結成されました。創立宣言は、人間の尊厳・自由・平等の理念に基づいて差別・抑圧と闘い、全ての人間の解放を目指すことを明らかにしていることから、「日本で最初の人権宣言」とも言われています。
2016年には部落差別解消推進法が施行され、部落差別の存在が明記されました。今日でも、各団体や行政が部落差別の解消に向けた取り組みを進めており、全ての人の人権が尊重される社会の実現を目指しています。
人権に関する3つの法律
2016年に差別の解消を目的とした3つの法律が施行されました。私たち一人ひとりが正しい知識と問題意識を持って行動することが大切です。
- 障害者差別解消法
- ヘイトスピーチ解消法
- 部落差別解消推進法
(注釈)ヘイトスピーチ...特定の民族や人種、国籍などの方々に対しての不当な差別的言動