2021年9月30日現在
市では年2回、財政状況の公表を行っています。今回は、2020年度決算および2021年度上半期の状況についてお知らせします。
2020年度決算
限られた財源を有効に各事業に配分し、経費全般について削減を図りながら、計画的・効率的な予算執行に努め、次のとおりになりました。
| 予算額 | 793億7,724万1,791円 | |
|---|---|---|
| 歳入（収入済額） | 785億45万9,429円（前年度比34.8パーセント増） | 収入率（収入済額÷予算額）98.9パーセント |
| 歳出（支出済額） | 744億6,548万6,481円（前年度比36.5パーセント増） | 執行率（支出済額÷予算額）93.8パーセント |
市民の負担の状況：一般会計
2020年度一般会計決算額を市民一人当たりに換算した場合、次のようになります。
| 2021年4月1日現在 人口 | 140,952人（昨年度138,960人） |
|---|---|
| 市民一人当たりの公共サービスにかかるお金 | 52万8,304円（昨年度38万7,767円） |
| 市民一人当たりの負担（市税） | 203,253円（昨年度210,615円） |
| 借金の残額 | 182,343円（昨年度172,209円） |
（注釈）市民一人当たりの金額は、2020年度の決算額を、2021年4月1日現在人口14万952人で割った金額です
（注釈）負担したお金（市税）と市からの公共サービスとの差額については、国・県からの支出金収入や競艇事業収益配分金などの税以外の収入が充てられています
2020年度に行われた主な事業
ハザードブック改訂業務 192万5千円
災害被害の予測を地図上に色分けし、避難の時期や方法、避難所の位置、地域の取り組み、避難行動要支援者避難支援制度の紹介など、災害時に必要な情報をコンパクトにまとめました。2021年4月に公表しました。
文化会館改修事業 20億243万2千円
施設の安全確保と長寿命化を図るための改修工事が2021年1月に完了し、文化会館がリニューアルオープンしました。ホールの装いが新しくなり、施設のバリアフリー化や機材などの更新により、快適に利用できるようになりました。
（注釈）2019年度からの継続事業、総額20億2,039万2千円
中学校屋内運動場空調設備設置工事 2億3,427万0千円
小学校屋内運動場空調設備設置工事設計業務 1,251万8千円
昨今の夏の猛暑による、学校のカリキュラムや児童生徒の体調管理などへの影響を考慮して、2020年度に全ての中学校の屋内運動場に空調設備を設置しました。小学校については、2021年度の設置に向けた設計業務を行いました。
喜沢南保育園改築事業 1億3,773万1千円
（注釈）2018年度からの継続事業、総額5億8,259万2千円
喜沢南保育園の受入定員増を図るため、1972年5月から使用してきた園舎を、西側園庭に新たに建て直すための改築工事が2021年1月に完了しました。機能的で管理しやすい施設として、子育て支援や多様な保育ニーズに対応します。
財政指標
2020年度決算において算出した財政指標は、実質赤字比率、連結実質赤字比率は黒字、実質公債費比率、将来負担比率は基準値を下回っており、いずれも「健全段階」にあります。
4つの財政指標
| 実質赤字比率 | 普通会計に相当する一般会計および特別会計の赤字の程度を示し、資金繰りの深刻度を示す比率 | 戸田市の財政指標 （黒字） |
早期健全化基準（戸田市） 11.75パーセント |
|---|---|---|---|
| 連結実質赤字比率 | 水道事業など、市の全ての会計の資金繰りの深刻度を示す比率 | 戸田市の財政指標 （黒字） |
早期健全化基準（戸田市） 16.75パーセント |
| 実質公債費比率 | 一般会計などが負担する借入金返済額を指標化したもの。この比率が高いと各年度の財政運営が厳しくなる。 | 戸田市の財政指標 7.1パーセント |
早期健全化基準（戸田市） 25.0パーセント |
| 将来負担比率 | 市の借入金など、財政負担の残高を指標化したもの。この比率が高いほど、将来的な財政負担が高くなる。 | 戸田市の財政指標 32.0パーセント |
早期健全化基準（戸田市） 350.0パーセント |
一般会計
歳入合計（収入済額）785億45万9,429円
| 区分 | 収入済額 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市税 | 286億4,897万1千円 | 36.50パーセント |
| 国庫支出金 | 266億8,714万0千円 | 34.00パーセント |
| 繰越金 | 41億9,445万5千円 | 5.40パーセント |
| 県支出金 | 36億9,307万8千円 | 4.70パーセント |
| 地方消費税交付金 | 33億3,835万0千円 | 4.30パーセント |
| 諸収入 | 29億6,560万8千円 | 3.80パーセント |
| 繰入金 | 21億9,858万7千円 | 2.80パーセント |
| その他の歳入 | 67億7,427万1千円 | 8.50パーセント |
歳出合計（支出済額）744億6,548万6,481円
| 区分 | 支出済額 | 構成比 |
|---|---|---|
| 民生費 | 395億3,827万2千円 | 53.10パーセント |
| 教育費 | 97億5,344万5千円 | 13.10パーセント |
| 総務費 | 76億8,361万7千円 | 10.30パーセント |
| 土木費 | 53億5,368万0千円 | 7.20パーセント |
| 衛生費 | 34億7,914万0千円 | 4.70パーセント |
| 公債費 | 32億4,396万0千円 | 4.40パーセント |
| 諸支出金 | 22億9,713万8千円 | 3.10パーセント |
| 消防費 | 18億9,426万7千円 | 2.50パーセント |
| その他の歳出 | 12億2,196万8千円 | 1.60パーセント |
歳出の主な使い道
民生費
- 生活保護扶助費 46億2,066万9千円
- 高齢者福祉事業など 22億5,530万7千円
- 民間保育所事業 43億2,592万0千円
教育費
- 小・中学校費 67億5,358万2千円
- 学校給食事業 12億2,873万4千円
総務費
- コミュニティバス運行事業 1億1,573万7千円
- 防犯対策事業 1億491万2千円
土木費
- 道路・橋りょう整備事業 6億7,206万5千円
- 河川整備 7億7,325万7千円
- 公園整備・緑化対策 6億2,914万6千円
衛生費
- ごみ・し尿処理事業 14億7,139万6千円
特別会計
| 会計 | 予算現額 | 収入済額 | 支出済額 |
|---|---|---|---|
| 国民健康保険 | 107億2,992万9千円 | 104億1,883万4千円 | 101億3,549万5千円 |
| 市民医療センター | 8億7,664万5千円 | 8億7,153万9千円 | 7億7,839万4千円 |
| 交通災害共済事業 | 850万1千円 | 755万5千円 | 559万3千円 |
| 海外留学奨学事業 | 952万3千円 | 563万3千円 | 534万1千円 |
| 火災共済事業 | 278万3千円 | 132万0千円 | 70万5千円 |
| 新曽第一土地区画整理事業 | 19億7,291万6千円 | 11億6,187万7千円 | 9億4,175万4千円 |
| 介護保険 | 70億3,758万3千円 | 69億7,320万8千円 | 68億445万4千円 |
| 新曽第二土地区画整理事業 | 19億3,291万3千円 | 17億967万4千円 | 14億9,322万8千円 |
| 後期高齢者医療 | 12億5,926万1千円 | 11億9,973万2千円 | 11億8,838万0千円 |
| 在宅介護支援事業 | 9,130万7千円 | 1億581万4千円 | 8,276万4千円 |
| 合計 | 239億2,136万1千円 | 224億5,518万6千円 | 214億3,610万8千円 |
（注釈）収入額には一般会計からの繰入金も含まれています