日本人の約4割が、慢性的あるいは繰り返す頭痛を経験したことがあるとされています。こうしたいわゆる「頭痛持ち」の方のうち、頭痛が起きた際に医療機関を受診する方は半数以下だそうです。ひたすら我慢する方、市販薬で済ませる方、いろいろだと思います。頭痛の頻度が数カ月に1回程度で、日常生活に支障がなければそれでもいいのですが、月に何度も起こり、仕事や学校を休むことが度々あるとなると話は別です。そのような場合は一度医療機関を受診するのがよいでしょう。
頭痛の際には、「頭痛ダイアリー」という記録をつけることをおすすめします。いつ、どの程度の頭痛が起こり、それに対して薬の効果はどうだったのかなどを記載しておきます。天候との関係で頭痛が出現する方もいるので、そういう方は天気もあわせて記載しておくとよいでしょう。
記録を取ることによって、医師にとっては診断や治療の手助けになりますし、自分の頭痛の傾向がわかり、予防や対策を取ることができます。 頭痛ダイアリーをつけて、自分の頭痛と向き合ってみてはいかがでしょうか。