最近、「サルコペニア」「フレイル」といった言葉を耳にしたことがある方もいるかと思います。ですが、その違いについては曖昧ではないでしょうか。 サルコペニアは「加齢や生活習慣などによって、筋肉量が減少する」状態のことです。例えばペットボトルの蓋が開けづらくなった、歩いているときにつまずきやすくなった、といったことに心当たりはないでしょうか。
一方、フレイルは「加齢により健康障害を起こしやすくなった」状態のことで、身体能力だけでなく、判断能力の低下や疲労感、倦怠感など精神面での衰弱も含まれます。フレイルの方が、より概念的に広い意味合いを持っているといえるでしょう。
これらの予防法はいずれも「栄養(食事)と運動」です。肉や魚、大豆、牛乳などのたんぱく質を摂取することと、ウォーキングなどの有酸素運動とスクワットなどの負荷をかけた運動を組み合わせて筋力を付けることが大切です。楽しんで継続できる方法を見つけて、健康寿命を延ばしましょう。