令和3年度の市政の運営に対する基本方針と施策の概要について、「予算編成方針」「新型コロナウイルス感染症対策」「第5次総合振興計画と組織改正」に分けてお伝えします。
予算編成方針
令和3年度当初予算では、新型コロナウイルス感染症の影響により市税の大幅な減収が見込まれます。その中で、各施策を着実に成果へと繋げていくために、既存事業の見直しをはじめ、行政運営を無駄なく効率的に推進していきます。
新型コロナウイルス感染症対策
昨年は、経済雇用対策・生活支援対策・感染症予防対策として3度の「新型コロナウイルス対応緊急支援パッケージ」を実施しました。本年は、ワクチン接種を始めとする感染症予防対策を早急に進めるとともに、雇用者・事業者の視点に立った未来につながる施策に取り組みます。
第5次総合振興計画と組織改正
計画の推進基盤を整備することから、大規模な組織改正を行います。組織改正では、総合的な浸水対策強化のための「水安全部」やデジタル化などの行財政改革を進めるための「企画財政部」を設置します。これらの組織により、市が掲げる将来都市像の実現を目指します。
昨年から猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の対策については、本年も引き続き市民の命を守ることを最優先課題と考え、市民のくらしの安心を築く取り組みを進めていきます。
また、「戸田市自治基本条例」に基づいた市民・議会・行政の協働によるまちづくりを基本とするとともに、職員の意識改革や組織の活性化を進め、スピード感を持って行政改革を推進します。市民ニーズに即した新規事業の精査、経費の削減に取り組み、さまざまな行政需要に的確に対応します。
さらに、SDGs(エスディージーズ)の達成に向け、市民や事業者と理念を共有することにより、「誰一人取り残さない」社会の実現に取り組みます。
(注釈)SDGsとは「誰一人取り残さない」社会を目指し、世界中で取り組む、全ての人のための目標です。2021年1月号で特集していますので、市ホームページなどからぜひご覧ください