春は気候の変動も大きい上に、進学や就職、引っ越しなど生活環境の変化も多い季節です。春先は体調を崩しがちという方も多いのではないでしょうか。
そこで大事になってくるのが「セルフメディケーション」です。世界保健機関（WHO）によると、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。例えば、風邪気味だったり、胃腸の不調、軽いけがなどに対して、市販の薬を利用し栄養のあるものを食べて、無理せず休養をとることがこれにあたります。
セルフメディケーションにおける薬とは、症状を軽くするための助けとなるものです。自分に合った薬を上手に活用することで、人間に元々備わっているといわれる自然治癒力が回復し、健康を取り戻すのに役立ちます。ただし、症状がよくならない、悪化したなどの不安を感じた場合は、速やかに医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしてください。