2025年には全人口の3人に1人が75歳以上の高齢者となる日本。高齢者になったときにどんな生活を送ることになるのか、この機会に少し考えてみませんか。
ひとつ例を挙げてみましょう。あなたは、近所を散歩中に転倒して足を骨折し、2カ月ほど安静にしていました。骨折は治りましたが、筋力が衰えたため1人で外出が出来なくなりました。この状況を前提として、次にふたつのパターンを示します。あなたはどちらを選びますか?
パターン①1人で外出できないと困っちゃうから、ヘルパーさんに助けてもらって一緒に買い物に行ってもらおう。
パターン② 動くのはもう億劫だから、ヘルパーさんに頼んで買い物に行ってきてもらおう。
皆さんどうですか? このときの考え方ひとつで、その後の生活が大きく変わることにお気付きでしょうか。
市では、介護や医療などのさまざまな知識を持った専門家が、どうしたら地域で自立した生活を続けられるかについて一緒に考えていく取り組みを行っていきます。誰もが迎える「高齢期」をイキイキと過ごし、地域で自立した生活を続けるために、今から備え、心の準備をしておきましょう。