みずのめぐみ第28号(2024年6月1日)
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みずのめぐみvol.287■ 戸田市■ 類似団体0.80%0.60%0.40%0.20%0.00%H300.34%0.72%R1R20.45%0.66%0.47%0.67%R3R40.23%0.62%0.28%0.60%古くなった配水管の撤去新しい配水管の布設配水管更新工事の様子 近年では、市内の人口は増加傾向にあるものの、節水機器の普及や節水意識の高まりにより、総給水量や水道料金収入は減少傾向にあります。今後、人口減少が見込まれ、さらなる収入減少が予想されます。一方で、当該年度に更新した管路延長(配水管の長さ)の割合を示す指標である【管路更新率(図3)】は、令和4年度決算時点で類似団体平均と比較して低い水準であり、老朽化した水道管を更新して、地震による被害や漏水等を予防するため、また、更新時期を迎えている浄水場の整備を実施するためには、多額の財源を確保しなければなりません。 しかし、平成8年度の料金改定以降据え置き(消費税率改定に伴う改定除く。)となっている料金水準のままでは、更新や維持管理に係る多額の財源を確保することは難しい見通しとなっています。 こうした状況を踏まえ、本市水道事業では、安心で強靭な水道を未来へ繋げるため、適正な水道料金水準の設定について検討を始めました。 令和6年1月26日付けで市長から上下水道事業経営審議会会長あてに、「水道事業における適正な水道料金の設定について」の諮問が行われました。これに先立ち、審議会において、市から令和4年度水道事業会計決算報告を行ったところ、水道事業を取り巻く厳しい現状も踏まえ、令和6年1月2日付けで審議会会長から市長あてに、「戸田市水道事業における適正な水道料金の設定について」の提言書が提出されたところです。 この提言書において、料金回収率の確保や水道施設の更新等に係る費用の算定、水道料金の定期的な見直し等が盛り込まれたことを受け、将来にわたり健全な事業経営と安全で強靭な水道施設を維持していくため、市長から審議会への諮問が行われたものです。 現在、審議会にて適正な水道料金の設定について審議を重ねています。図3 管路更新率経営審議会へ『適正な水道料金の設定』について諮問

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