広報戸田市2025年2月号
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市長が全力で市内を取材し、紹介するコーナーです。取材先で皆さんの声を聴き、キラリと輝く戸田の宝を発掘します。Special photo動画版も公開中!利用者の自主性を育むデイサービス「人生100年時代」と言われる現代において、県内一平均年齢が若い戸田市でも、健康寿命を延ばすことが今後重要になっていきます。今回訪ねた「ソレアード戸田」は、デイサービスとショートステイ(短期宿泊)を提供する介護事業所で、利用者が元気で健康に過ごしていくために工夫を凝らした取り組みを行っています。利用者自身が施設内の洗濯物を干したり畳んだりする動作を行うことや、イベントで使うリボンなどの飾りを手作業でつくるなど、高齢の利用者が施設を利用する中でできることや、やりたいことを自分で見つけて行動することを大事にしています。訪問した際にも、利用者の皆さんによる手づくりの温かい歓迎メッセージを用意していただきました。日常的な動作を無理なく継続していく訓練は、利用者同士の自然なコミュニケーションを生み出します。施設長の小こいずみ泉 充みつるさんは「やりたいことを自分で積極的に実現できる“公民館”のような居場所を目指しています」と語ります。バラエティ豊かな食事やイベントで、充実した毎日を食事にもこだわりがあり、施設内で調理した、出来立ての旬の料理を提供しています。料理長は、昭和43年の皇居の新宮殿落成披露式典で振る舞われた賜し饌せん料理の調製に参加した実績もある方です。さらに、料理長と職員が定期的に会議をして、季節のイベントに合わせた特別メニューを考えています。マグロ解体ショーやビュッフェなどのイベントを企画し、普段とは違った食事の楽しさを感じられるような工夫もしています。ほかにも、ピアノとサックスの生演奏で往年のジャズの名曲などを披露する演奏会や、料理教室・ヨガ教室・書道・フラワーアレンジメントなどの新たな趣味の世界を楽しめる多彩な教室も、利用者の要望に応じて開催しています。利用者の身体的なサポートはもちろん、精神的な充実にも配慮した多様で意欲的な取り組みが実践されていました。ソレアード戸田第43回ソレアード戸田 戸田市美女木8-21-17株式会社ウェルフェアクリエイションが展開する介護事業施設の一つで、ソレアード戸田ではデイサービスとショートステイに対応する。「ソレアード」はスペイン語で「日の当たる場所」という意味で、高齢者に日の当たるような明るく温かい場所で過ごしてもらいたい、との思いが込められている。施設の中庭には、色とりどりの鮮やかな植物が植えられています。この花苗も、利用者の皆さんが園芸作業を通じて、日々きれいに整えているそうです。皆さんと一緒に、植木鉢にハボタンを植えました。施設では、施設長の小泉さんが自ら育てたお米を提供しています。素材にこだわり、おいしく栄養満点な食事で、利用者の健康をサポートしています。取材先募集中! 市長が市内の企業や事業所など、皆さんのところへ取材に行きます。申し込みは市長公室(内線423)まで。取材を終えて市長は市では「100年健康プロジェクト」を政策の大きな柱と位置付け、若者からお年寄りまで運動や食生活改善などを通じた健康づくりをサポートする取り組みを進めています。介護サービスやおいしい食事を提供するだけでなく、施設の職員と利用者の皆さんが一体となって自主的な生活やイベントをつくり上げていく、元気で明るい取り組みが、ソレアード戸田からますます市内に広まっていくことを期待したいです。動画はこちら華やかなウェルカムボードを用意していただきました。食事は、噛む力が弱くなった方でも食べやすい固さになっています。25

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