広報戸田市2023年12月号
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も公園にあそびに来ました。その子の弟もいっしょにおにごっこをしていたら、友だちの弟がゆうぐのロープに足をひっかけて、ころんでひざがどろまみれになってしまいました。ぼくはちょうどハンカチをもっていたので、ハンカチをぬらしてふいてあげました。「だいじょうぶ」と声をかけると「うん」とうれしそうにこたえてくれて、また元気よく走り出したのを見て、よかったなと思いました。 こまっている人がいるとき、声をかけるのは少しきんちょうするけれど、ゆうきを出して声をかけるとおたがいうれしい気もちになります。1年生のときにはんちょうのお兄さんからたすけてもらったように、ぼくもこまっている友だちがいたらたすけたいなと思いました。ぼくもはんちょうのお兄さんみたいにやさしくて人をたすけられる人になりたいです。9小学校3年生 くための、誰からも侵されることのない権利です。デー」と定めています。また、12月4日〜10日の一週間を「人権週間」、県ではためのさまざまな取り組みが行われています。この機会に、家庭や地域で、人■問い合わせ 生涯学習課(内線308)、教育政策室(内線379)市内の小・中学校では、児童・生徒たちが自分の大切さと共にまわりの人の大切さを認め、それが具体的な態度や行動につながるような「人権感覚」を育成することに主眼をおいた「人権教育」に努めています。一例として、道徳の時間では、人にはそれぞれ個性があることを知り、お互いの自分らしさを認め合い、大切にしようとする心情を育てています。子どもたちは特別に人権を意識しなくても、日常生活のできごとから人権に関わることを見たり、聞いたりして学んでいます。今回紹介する「やさしい気もち」という作文から人権を学ぶさまざまなヒントが見つかると思います。ぜひお読みください。 ぼくが1年生のとき、はじめての学校で朝からとてもきんちょうしていました。「どうやって学校までいくのかな」「クラスまでどうやって行けばいいのかな」といろいろ考えるとふあんになってなきそうになりました。しゅうごう場所のマンションのエントランスにお母さんと行ってまっていると、一人二人とどんどん人がふえてきて、しんぞうのドキドキが早くなっていきました。ついにぼくのはんがそろって、出発の時間になりました。はんちょうのお兄さんの後ろにドキドキしながらならぼうとしたとき、はんちょうのお兄さんがそのぼくを見て、そっと手をつないでくれました。はんちょうのお兄さんは1年生のクラスまでぼくをつれていってくれて、「ばいばい」と言ってくれました。「手をつなぐのは今日一日だけかな」と思っていたけれど、毎日毎日はんちょうのお兄さんは手をつないでクラスまでついてきてくれました。さいしょはきんちょうしていたけれど、はんちょうのお兄さんのおかげできんちょうがほぐれてホッとしました。はんちょうのお兄さんのやさしい気もちがすごくうれしかったです。 ぼくが公園で友だちとあそんでいると、その友だちの弟小・中学校での人権教育学校では、日々の教育活動の中で人権感覚を高めています。やさしい気もち「「人人権権週週間間」」です共に生きる やすいまちになるよう、人権教育・啓発に取り組んでいます。共に生きる明明るいまちるいまちにに

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