秋あき元もと嘉よし麿まろさん(下戸田 83歳)奥おく田だ絵え理り奈な(美女木小学校 6年)■■■■■■■第34回〜100年健康・シニア活躍〜握った右手を前に向け、口元から開きながら前へ出す。手のひらを耳に添える。27作品名「雨宿りのゴール」家に着いた達成感が伝わるように描きました。絵の具や色えんぴつ以外に、ラップやめん棒、水風せんを使って、虹をイメージして色を塗っています。猫の影は、オーロラみたいな色味にしました。ドアにかかったリースには白いところを残して、ツヤを表現しています。広告喜沢に生まれ育ち、高度経済成長期のさなか、秋元さんは精肉店を営んでいました。当時、お店の周りには約50の小売店が立ち並び、通りが歩行者天国になるほどお客さんがいっぱいで、にぎわいのある商店街だったそうです。店じまいをしてから精力的に活動しているのは、自ら立ち上げた「喜沢2丁目吹き矢愛好会」。コストカットのため、道具を手づくりするところから始まったそうです。チラシと竹串でつくられた矢に、段ボール製の的。「いろいろつくって、自分たちで試行錯誤するから楽しい」とこだわりを語ってくれました。また、日々を楽しく元気に過ごせているのは「ご先祖さまが生活の基盤をつくってくれたおかげ」と感謝の気持ちを語っていた秋元さん。一から物事をつくりあげることの難しさを知っている秋元さんならではの言葉です。「吹き矢愛好会もこの先長く続いていったら嬉しい」と話す表情は温かく、熱いまなざしが印象的でした。さん今月は、「言う」「聞く」についての手話を紹介します。言う12問い合わせ 障害福祉課(内線297)聞くレールは続いていく
元のページ ../index.html#27